性同一性障害と僕。

福井県にいるごくごく普通の36歳メンズ。ちょっと違うのは元レディ。

僕の中では“元祖FTM映画”である「ボーイズ・ドント・クライ」を観たのでネタバレ少なめで感想を

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僕の人生の中で1番初めに出会った性同一性障害に関する映画。
それが「ボーイズ・ドント・クライ」
この映画の主人公は「FTM(♀→♂)」です。

 

性同一性障害という存在を知ったばかりの頃?もしくは知る前だったかもしれない。
そんな頃に借りて観た映画で結構トラウマだったことは覚えてるわ(笑)

 

僕はメディアショップで働いていてレンタルも取り扱っているのでやはり目に付くよね。このタイトル。

 

内容の記憶もうっすらとしてきたから「久しぶりに観てみようか」と思いながらも、その度に心の中が「もやっ」とした嫌悪感が発生して観るのやめてたよね。

 

ところがどっこい。
急に普通に「観よう」って気持ちが湧いてきたのでその気持ちが薄れないうちに観ちゃいましょう!って事でレンタルしてきたんだよね。

 

うん。お腹いっぱい。しばらくいらんわ

まぁ案の定、観た後こんな気持ちになったんだけどね(笑)

 

この映画、「性同一性障害」をテーマにしたっていう前情報なしにインスピレーションで映画観る人には前半は訳がわからんだろうなぁと思いながら観たのを思い出したわ。

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主人公は「FTM(♀→♂)」なんだけど、その部分に関してはまったく触れられることなく物語が進んでいくんだよね。
しかも、この主人公“未治療”の状態。
つまりは、声などは女性のままだし体もそのまま。
髪型や服装などの外見は男性だけどね?

 

や、描写的には触れてるんだけど言葉的には触れてない感じ。
髪の毛を思いっきり短く切ってもらったり、パンツに靴下つっこんで「もっこり」を作ったり。
知ってる人がみたら「あ~頑張ってるね」ってなるけど、知らない人がみたら「あれ何やってんの?」ってなるんじゃない?(笑)

 

そんな状態の主人公がある日、酒場で出会い一緒に過ごすようになってから起こる人間模様や主人公の気持ちの葛藤が物語になってます。

・仲間との付き合い
・恋愛
・“未治療”な主人公に対する世間の風当たり
・性の違和感と必死に付き合っていく主人公の心境

 

ざっくり説明すると内容はこんな感じかなぁ…。

まぁ、これだけ考えると何が「トラウマ」やねん。と不思議になるよね(笑)

この映画、実話なんだよね

映画「ボーイズ・ドント・クライ」は1992年にアメリカで実際起きた事件を映画にしてるんだよね。

 

何ていう事件って?
事件の名前をちゃんと書こうと思ったんだけど、書いたら
「あれ?これネタバレになんじゃね?」って思ったので今回は伏せるね。

 

映画の中では「体は女性だけど自分は男性」そんな気持ちと葛藤しながら生きている主人公の気持ちを簡単に無視して粉々に砕いていく世間の様子も映画の中で見て取れる。
でも、砕いていく本人に悪気はないんだよね。
理解と知識がないから。
世間に理解がないとこういう感じなんだなと怖くなるよ。

 

1992年っていったらさ?25年前だよ?
たった25年前。
僕普通に生きてるし(笑)

 

実話がゆえにさらに心が辛い。
当時は、性同一性障害なんてものへの認識なんてぺらっぺらだし今でいう「LGBT」の存在が「化け物」扱いされる時代。

 

前半「性同一性障害」にまったく触れられてない分、後半に物語の趣旨がわかってきた辺りからは心境がどんどん変わってくるよ。

 

「テーマ」とか「事件」になってる位だから察しはつくかな~と思うけど、最終的に周りにばれるんだよ。
「あいつ化け物じゃねーか!!」ってね。

 

 

そっからがもうトラウマだよね。

 

 

周りからの風当たりが本当に酷くなるありさま。
今まで優しくしてくれた人が手のひら返したかのように嫌悪感をあらわにしてます。
そしてその後待っていたのは…

 

 

これはもう、下手な情報無しにして0から感じてください。

 

 

って僕は思います。
でも、結構有名な映画だから結末を知ってる人は多いんじゃないかな~って思うけど。
知らない人は是非観て心苦しくなってください(笑)
ネットとかでネタバレ見てしまうよりも実際に観てくれた方が絶望感が伝わりやすいだろうな~って思うよ。

 

主人公を演じている「ヒラリー・スワンク」さん。有名だよね。
役作りのためにしばらく日常生活も「男性」として過ごしていたんだって。
結構バレなかったみたいだよ(笑)

 

その演技はアカデミー主演女優賞を受賞してるよ。

 

「性同一性障害」として生きる人間の心の葛藤や戸惑いを複雑な気持ちが伝わってくる素晴らしい演技だからこそ、観た人々の心に突き刺さるほどの衝撃を与えられたんだろうな~。

 

まだ観た事ない方、理解の薄かった昔はこんな酷かったのよ。ってのがわかりやすい映画です。
そう考えると、25年の年月で世間の認識はすごく広がったんだな~って感じるね。